イタリアの受刑者、ワイン造りで最大4万ユーロを稼ぐ

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  • ランベルト・フレスコバルディはトスカーナ州ゴルゴーナ島で受刑者にブドウ栽培とワイン造りを教えている

  • ブドウの圧搾から、果汁のステンレスタンクでの発酵、オーク樽での熟成まで、すべて島内で行われる

  • このプログラムで受刑者は最大4万ユーロを稼ぎ、出所後に生活を立て直すことができる。

食事を作る受刑者もいれば、洗濯をしたり、図書館で本を整理したり、コンピューターシステムにデータを入力したりする受刑者もいる。ゴルゴーナ島では、ワインを造る。

イタリア西岸沖のトスカーナ諸島で最も北に位置するゴルゴーナ島には、島と同じ名の刑務所がある。島はわずか1平方マイルと小さく、刑務所も同様で、受刑者は約100人だ。この地は自然景観が美しく、刑務所の一部も美しい。中世には修道院で、当時の建築の一部が今も残る。刑務所の敷地内には小さなブドウ畑がある。

ここで、イタリア各地のワイナリーを所有する一族の事業を受け継いだ第13代当主で、フレスコバルディ・グループ会長のランベルト・フレスコバルディは、自身が情熱を注ぐプロジェクトに取り組んでいる。受刑者にブドウ栽培とワイン造りの基礎を教える活動だ。このプログラムを通じて、受刑者は就職に役立つ技能を身につけ、出所に備えて貯蓄もできる。また、ヴェルメンティーノとアンソニカをブレンドした、質の高い白ワインも造っており、米国でも販売されている。

「物事を白か黒かで捉える人は多いですが、実際はそうではありません。その間にはさまざまな色があります」とフレスコバルディは言う。「この人たちもいつか[刑務所を]出ます。永遠にそこにいるわけではないと、私たちは受け入れなければなりません。[受刑者が]怒りを抱えたまま出所すれば、また犯罪に走るでしょう。そうならないよう、再び失敗せず、犯罪に戻らない機会を与えなければなりません。」

Image: フレスコバルディ・グループ

ゴルゴーナ島が通常とは異なる刑務所でなければ、このプロジェクトは実現しなかっただろう。イタリアの多くの刑務所とは異なり、ゴルゴーナ島では受刑者が島内を自由に移動でき、門限になると戻って施錠下に入る。受刑者が重大犯罪を犯していないということではない。殺人や麻薬組織への関与で収監されている者も多い。しかし、本土から20マイル離れているため、脱走は極めて難しい。実際、これまで脱走者は一人もいない。看守は島内を巡回し、埠頭も管理している。物資を届ける船は週に一度しか来ず、マリーナに入港すらしない。看守が船まで小舟で向かう。

ただし、受刑者たちがゴルゴーナ島にいるのは、刑期中に模範的な行動を示したからだ。そのため、島の開放的な空気や日差しを享受し、ブドウ畑やオリーブ園で働くといった屋外作業に従事する特権が与えられている。

これが、フレスコバルディが島のワインプロジェクトに参加するきっかけとなった。彼は、自分の発案ではなかったと認める。刑務所関係者から、島にある2ヘクタールのブドウ畑を活用できないかと相談されたのだ。2012年、所長に会うため島を訪れたが、参加を決意させたのは受刑者との会話だった。受刑者が造っていたワインを試飲した後、その一人がフレスコバルディに評価を求めた。

「感想を話し始めると、彼は『でも、どうして吐き出したんですか?』と言いました」とフレスコバルディは振り返る。複数のタンクを順に試飲する際、ワイン醸造家がワインを吐き出す一般的な方法についての話だ。彼はその受刑者に、試飲と飲むことの違いを説明した。「彼は私の目を見て、『あなたから学ばなければならないことがたくさんあります』と言いました。」

Image: フレスコバルディ・グループ

その時から、彼は受刑者たちの更生に関わるべきだと考えた。ゴルゴーナ島およびフレスコバルディ・グループとの協働で、「フレスコバルディ・フォー・ソーシャル・イニシアティブズ」を立ち上げた。毎年、フレスコバルディはゴルゴーナ島の受刑者の10%を選び、ワイン造りのグループに加える。受刑者たちは毎日、フレスコバルディのプロジェクトマネージャー、フェデリコ・ファロッシと、プログラムを統括する同社のワイン醸造家、ニコロ・ダッフィリットの助けを借りてブドウ畑の手入れをする。冬の剪定から秋のブドウの収穫まで、すべてを担い、その後のワイン造りにも携わる。

ブドウの圧搾から、果汁のステンレスタンクでの発酵、オーク樽での熟成まで、すべて島内で行う。瓶詰めも現地で行う。その後、フレスコバルディは船を手配し、封をした瓶を回収して本土の配送センターへ運ぶ。現在販売されているのは2014年ヴィンテージだ。

Image: フレスコバルディ・グループ

このワインは引けを取らない。受刑者たちはブドウ畑で有機農法を実践している。畑の土壌は砂質で水はけがよく、強い海風から守られた場所にある。こうして造られる白ワインは、口に含むとミネラル感が際立ち、酸味が強く、すっきりとしていて、暖かな日に気軽に楽しめる。受刑者たちがこのワインの美しさを生み出したとは想像しにくい人もいるかもしれない。しかし、それこそがフレスコバルディがこのプロジェクトを愛する理由だ。受刑者たちを定義するのは過去の行いではなく、これからどう生きたいかである。

ワインの売上金もすべてプログラムに還元される。フレスコバルディによると、プログラムはまだ自立運営には至っていないものの、そこに向かっている。その間、彼は追加のブドウ樹を植え、設備を運び込み――島に資材を届けるのは簡単ではないと彼は言う――村にある古い建物の一部を修復するなど、施設が成功するための環境を整えてきた。規模を拡大すれば、ワインの生産量を増やし、ひいてはゴルゴーナのワインブランドで働く受刑者をさらに雇用できる。

Image: フレスコバルディ・グループ

受刑者の労働に対してきちんと賃金を払い、相応の金額を渡すことも、彼にとって重要だ。フレスコバルディによると、受刑者はこのプログラムを通じて1万~4万ユーロを手にし、出所後に生活を立て直すことができる。「働いたことに対して賃金が支払われるのは、まず敬意の表れです」とフレスコバルディは言う。

それもすべて、更生の過程の一部だ。「犯罪は非常に貧しい人々を引き寄せます。1,000ドルを得る誘惑に負けない人なら、おそらく刑務所に戻ることはないでしょう」と彼は付け加える。

彼の取り組みは効果を上げているようだ。フレスコバルディによると、米国と同様、イタリアでも出所後に再び収監される人が大半で、その割合は85%近くに上る。しかし、このようなプログラムはその数字を大幅に引き下げる。彼のワイン造りプログラムを経験して出所した人のうち、刑務所に戻った人は一人もいない。

Image: フレスコバルディ・グループ

この成功の一因は、プログラムの仕組みにある。受刑者が出所しても、フレスコバルディは彼らを放っておかない。フレスコバルディ傘下のワイナリーのブドウ畑で働く仕事を紹介する。全員が申し出を受けるわけではないが、働く人は1~2年勤めるという。この夏だけでも、収穫の準備を手伝う人が8人いた。

彼がなぜ受刑者を助けたいのか、多くの人には理解しにくいだろう。多くのイタリア人にとって、受刑者は政府が運営する刑務所に収容され、犯した罪の罰を受ける存在だ。もう一度チャンスを与えられるべきではないと考える人もいる。しかし、フレスコバルディは、彼らには人生を立て直す機会が与えられるべきだと考えている。

「私たちはこの人たちに、新たな視点で人生をもう一度見つめる機会を与えています」とフレスコバルディは言う。「成功すると、ときに思い上がってしまいますが、こうした経験は地に足をつけてくれます。」

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